こんアロ~♪アロハ保育園非公式キャラの「アロ」です。
今月もアロハの保育士が選んだ絵本を紹介するよ!
第14回は、アロハおおしま保育園のY先生です。
Y先生は、子ども達の笑顔に毎日癒されている先生だよ。
Y先生、よろしくおねがいしま~す!
アロハおおしま保育園のYです、よろしくね。
Y先生が選んでくれたのは、渡辺 茂男 作 / 山本 忠敬 絵 作「しょうぼうじどうしゃ じぷた」だよ。
渡辺 茂男さんの作品を取り上げるのは2回めで、前回は「どうすればいいのかな?」という乳児向けの絵本だったよ。同じ作者さんの2冊目を紹介するのは初めてなんだ!
そうだったんだね。
1.2歳のアロハおおしま保育園に合わせたような本がいいのかなーとちょっと迷ったんだけど、でも自分の好きな本で!と、こっちにしちゃいました。
これはちょっと長めのお話しなので大きい子向け。3歳の途中くらいから読み聞かせてきたかな。
まずはいろんな消防車の活躍が描かれているね。でも主人公のじぷたの出番は全然ない…
そうなの。いろんな役割の車がある中で、最初は目にも止めてもらえないような様子だよね。
なんだかひくつになっちゃってるような表情のじぷたもいるね…。
でも山火事が起きてね。大きい消防車は山への狭い道は通れなくてね。
そこで小さいジープのじぷたが活躍するわけですよ。
じぷただけしか行けないところがあった!
その活躍で、子どもたちにも人気になるんだ。それまでは見向きもされなかったじぷたが。
よかったね~じぷた~~!
じぷたのいいところを皆に知ってもらえるところがいいよね。
どの子にもいいところがあるんだよ、活躍できる場があるんだよっていうのを伝えてくれるみたいで。
子どもたちに読み聞かせしてて、印象に残ったシーンはあった?
やっぱり、じぷたが山に行って危機迫っていくところ!
じぷた1台で山に乗り込んでね~!
それで山火事を消していくっていう、そのあたりでは子どもたちも食いついてくる感じだよね。
読んでる方も一番チカラが入るところかも?
読んでる側もそうだねチカラが入るね笑
絵はけっこうリアルで、車たちもすごく細かいところまで描かれているね。
子どもたちも消防車は大好き・大人気だから、そういうところもよく見てくれてたね~。
リアルに描かれてるけど、ヘッドライトからはほんのり性格や感情が分かるね。
隣を気にしているようなじぷたが居たりとか。
擬人化しているようなところもあるんだね。だから名前が付いていたりするのね。
外国の車みたいな雰囲気があるけど、昔の消防車ってこういうデザインだったのかな?
とても古い本だからね!
ジープの消防自動車、ほんとうに現実にも居たのかな?
※実際にジープの消防車は活躍していたみたいです!
出版されてから60年近くも経つんだね。
絵本って、昔からの名作がずっと残ってるのがすごいなって思ってるんだ。
古くても定番の絵本ってあるよね。
だから絵本を探しに行っても、結局その定番絵本をまた選んじゃったーていうのはある笑
新しいのを買いに行ったのに!
このあたり持ってないなーと気付いたりすると、やっぱり定番は買ってもいいのかなと思っちゃうよね。
そういうのが結構あるっていうところが、絵本ってすごいなぁって思う。
作者が居なくなっても愛され続ける名作が、きっとまたどこかで生まれているよね。
絵本の世界はどんどん広がっていくんだね!
Y先生、ありがとうございました♪
絵本情報
しょうぼうじどうしゃ じぷた
渡辺 茂男 作 / 山本 忠敬 絵
出版社:福音館書店
出版年:1966年