こんアロ~♪アロハ保育園非公式キャラの「アロ」です。
第5回は、前回に続いてアロハちがさきひがし保育園のT先生です!
まだまだ暑~い日本の夏、納涼企画としてT先生が選んでくれたおばけの絵本は、作/西平 あかね の「おばけかぞくのいちにち」です。
アロハちがさきひがし保育園のTです、また会えたね!
また会えて嬉しいな、よろしくおねがいしま~す!
これは「おばけかぞくのいちにち」っていう本で、「さくぴーとたろぽうのおはなし」というサブタイトルがついています。
シリーズで4.5冊は出てるはずなんですけど、これが多分一番最初のだったかな。
夏だから納涼っていう意味でおばけの本を選ばせてもらったんですけど、こっちのおばけの方は「ねないこだれだ」と全然また違って、ゆるい。ゆるゆるおばけ笑
これは、読み応えがありそうだね!
ボリュームあるよ~!こないだ2歳児のお部屋で先生に読んでもらったんだけど、ちゃんと聴き入っていたよ、こんなに長いのに。
お化けっていうもの自体に惹かれるっていうのもあるし、お話も工夫されていて、「昼はふつうの保育園、夜はおばけの保育園」みたいになってて楽しいの。
うん、最後までずっと楽しんで読めたよ!
わたしがいいなと思ってるところは、何回読んでもその時その時の楽しみ方があるっていうところ!
えっ どういうことなの?
最初は、普通のおうちのお話とおばけの家族のお話をストーリーとして楽しみます。
そしてセリフの面白さを楽しんだら、次は絵を楽しむ。絵がとっても細かいところまでまで描けているの。
ストーリーには出てこないけど、唐笠おばけや金魚がいたり、お手紙が届いてたり…生活がわかる小物が楽しいな~!
猫がちょこちょこ出てくるねぇ。
そう、この猫は何回も出てくるの。昼間の家族の中にいるかと思えば…
ね、見てこれ…半分出ていっちゃってるでしょ?
あ…、こっち(おばけの世界)に来た!
そう、おばけの世界の方に行っちゃうの。何回も見てると気付くところがたくさんある。
ここ(猫がたくさんいるページ)なんかものすごく楽しくってね。
字が読めるようになったら、この辺も・・(市場のページ)
あ~~~これは楽しいね~~~!!
<しばらく細かい描写を見て盛り上がる>
こういう絵の細かいところやちっちゃいセリフを、何回も読んで見付けるのが楽しいのよ。
あっ猫がこっち(人間の世界)に帰ってきたね、なんでもないフリして寝てる笑
やっぱり昼間は眠そうなんだよね。こんなところもすごく面白い本。
なので、もちろん読み聞かせもいいと思うんですけど、
夏の暑い時にクーラーの効いた部屋で、親子でゆるゆるゴロゴロしながらじっくり楽しんでほしいな、
って思ってるの。
先生が一番好きなシーンはどこ?
やっぱりさっきのあれかな、おばけスーパーのところ!
ずーっとここを見て一人でニヤニヤして、おもしろ~いって。
たとえばこの…「へそまき」ってなに?笑
どういうこと?笑「へびのへそまき」なんて売ってる!へびにはおへそないよね?笑
あとは私、自分自身が地図とか見るのが好きなんで、最初のところ(表紙裏)にもあるような絵が好き。
これと同じような場面がところどころに出てくる…この辺に保育園があって、たぶん多分おうちがこれで、ここに猫さんがいるね、ここがおばけちゃんたちのところだね。
あっ おばけのおうちはお墓の裏なんだ!
ね、こういう細かいところを見ると想像力が膨らむ感じ。
なので何回もゆっくり、じっくり、隅々まで見てほしい絵本です。
先生のお子さんにも読んであげたりしたの?
自分の子どもたちが小学校に入った頃ぐらいの時に出たものだったので、本当に私がただ好きで買っちゃった~。
先生が純粋に好きな絵本なんだね!大人になっても好きが見付かるっていいな~
T先生、ありがとうございました!
絵本情報
おばけかぞくのいちにち さくぴーとたろぽうのおはなし
作/西平 あかね
出版社:福音館書店
出版年:2006年