こんアロ~!
アロハ保育園非公式キャラの「アロ」です!
コラムのなまえを「アロハdeえほん」に変えたよ。読みは「アロハでえほん」だよ、よろしくね。
今日もアロハ保育士が選んだ絵本を紹介していくよ。
第3回は アロハパレール保育園のE先生です。
「なんでだろう?こうしたらどうなるんだろう?よし、やってみよう♪」と、ぼくたちの思いつかない素敵な発想力で、毎日とても楽しそうな元気いっぱいのE先生だよ!
E先生が選んでくれたのは、文/なかがわ ちひろ 絵/コヨセ・ジュンジ の「おたすけこびと」です。よろしくおねがいしま~す!
アロハパレール保育園のEです。よろしくお願いします!
それでは絵本「おたすけこびと」について教えてください。
はい、私が好きな絵本ということでこちらにしました。
息子が1-2歳のときに好きだった本です。
表紙にドーンと重機があるね!
息子が男の子で重機が好きだったので、すごくヒットして。
車が好きな子は興奮するね!こびとが、台所で、重機で、何か作ってくれてる。
そうなんです。子ども向けの絵本のわりには描き込みもすごく細かいなと思って。
たしかに、いろんな重機の、細か~いとこまで描いてある。
機能もそのままで、ショベルカーで小麦粉をすくい上げて、アタッチメント変えてミキサーが泡立ててたり。
ポンプ車でこっちの型に流し入れたり、高所作業車持ってきて現場監督しながらやったり、卵がトラックの荷台に乗ってきたり。
働く車の機能はそのまま残しつつケーキを作ってるの、楽しいなって見てて思います。
ケーキを…焼いてる?
あっクリームだ!クリーム好き!
デコレーションもこびとがするんだ。最後まで作ってくれるんだね。
そうです。中身スポンジだけですが笑
わぁ…お誕生日ケーキだったんだぁ!この男の子の誕生日だったんだね!
わたしが一番好きだったところは、最後の「ババババババ」
(ヘリコプターが飛んでいるページ)
ババババババ!!!
息子も「ババババババ」って言ってました笑
最後にイチゴを乗せて、「ババババババ」で盛り上がって、ケーキが出来上がるんだね!
クライマックスな感じですね!
こびともすごいたくさん居て、いろんな表情やポーズがあるけど、園の子どもたちはそこにも注目してた?
5-6人に読み聞かせる距離だと、そこまで細かいところを示してあげられることができないんですよね。
細かいところは、子どもを膝の上に乗せながらここすごいねっていいながら見ると楽しいかも。
反応がいいのはやっぱり車が好きになってくるあたりの年齢かなって思います。
いろんな重機がモリモリで、まるで重機図鑑みたいな感じもするね!
図鑑みたいに、自分のペースでじっくり見るのも楽しいですよね。
一番反応が良かった2歳児の男の子が「この本が読みたいから貸して欲しい」って言ってきて、1人で読み込んでたりという姿もありました。
息子も、通ってた保育園に持っていって、園長先生に「ぼくこれ好きなんだ」って紹介してたりとか。
そんなに好きだったんだ~
E先生も重機が好き?
や、好きではないです笑
ふふふ笑
でも、この絵本や自分の子育ての経験から何となく、あれは〇〇車だねってのは知ってる、程度です。
この重機は本当にあるの?
(たまごの殻を割ろうとしているページ)
あると思います。大きいビルとかを壊したときに、でっかいコンクリートの塊ができるでしょう。
それは運べないのでこれで細かくしていく。
名前はわかんないですけど、でも実際見たことありますね。
重機で何でもできちゃうんだね。
おでかけから帰ってきて誕生日ケーキが出来上がったらめっちゃいいよね。
(ケーキが完成して食卓を囲んでいるページ)
ね~。やってほしい。
「おまちどうさま」って、あたかも自分で作ったかのように笑
窓の外からこびとたちが見てるよ。
本当だ!自分たちの成果をちょっとのぞき見してる。
お誕生日プレゼントに車のおもちゃ、この子も重機が好きなんだぁ。
最後に犬が、いぶかしそうに。
「こびとどこ行ったんだろう」って見てるなと思います。
ここだけ色が無いんだ~
面白いですよね。物語は終わるよって感じがして。
表紙裏と裏表紙の裏も同じ絵じゃないね!
細かいなぁ~。何時間でも眺めていられるね。
好きな子はきっと、そうですよね。
ぼくもこびとと一緒に、重機でケーキ作ってみたいな~☆
E先生、ありがとうござました!
絵本情報
おたすけこびと
文/なかがわ ちひろ 絵/コヨセ・ジュンジ
出版社:徳間書店
出版年:2007年